DLしてきたNetscape7.1で投稿。ちょっと自分のサイトをトップとかだけ見てきたけど、今のところは異常なし。

■夏への扉　ロバート・A・ハインライン
　読みました。猫好きＳＦ。時間旅行物？ 結構回転が多い（二転三転かそれ以上あって先が読めない）話でおもしろかった。パラドックスをなくして辻褄を合わせようとしてるけど、最後に実は違う世界では、みたいな話が出ているな。個人的に興味深い話。

　多元宇宙（やパラレルワールド）論をとると過去へのタイムスリップのパラドックスもクリアできるけど、代わりに戻っても別の宇宙になっているっていう問題点があるのですな。それを、「目に見える相手（や世界等）を救えればいい」とするか、未来の可能性が消えた宇宙は消え別の宇宙が現われて全体としては変わらないとかいう特別な理論を導入してやり過ごすか……。
　既読のアシモフの『変化の風』でも、タイムパラドックス物あったなあ。それと表題作に『完璧な涙』にあった、時間は感情により感じられるものって考えも出てた。主人公が同じ能力持ってたのか？
　ともかく、Mission to Minervaで時間旅行がどう片付けられるか、今から楽しみ。

　第3回カオパラらんきんぐはどうしようか、と迷うこの頃。上手くいけば登録してる間に完結するのがあるが、その可能性は低く、全然更新しない可能性のほうがかなり高いなー。

■天使墜落　ニーヴン&パーネル&フリン著
　ＳＦファンの、ＳＦファンによる、ＳＦファンのため小説。映画っぽいテンポで面白かった。この小説のことは前から聞いていたが、予想していたのと内容が違った……ある本に掲載されているＳＦ小説をメインに買ってるのだが、 その本に書いてた別の小説の紹介文を、この小説のと間違えた？　もう一度調べて捜してみなければ。ちなみに参考にしてる本は『電脳都市（坂村健氏）』。前にも書いたっけ？

　毎日小説書いてるのにサイトは更新できず。クリスマスに何かやろうとしてたのに、間に合うんだろうか。

　ノートン先生を最新のにアップグレードしてみる。スキャンしてるときの絵が地球じゃなくてハムスターに見える……って、前にも書いたっけ？

■ザ・サードVII 死すべき神々の荒野（ゲヘナ）　上
　地の分にどんどん解説っぽいのが混じってきてるような。たまにちょっと違和感。前回も上下巻だったっけ？　間が空かないといいんだけど……話が続いてると、下巻まで覚えてないといけないから。

■変化の風
　かなり収録数が多く感じた、アシモフのＳＦ短編集。後の作品のほうがおもしろいかな。最後の『変化の風』は私には難しすぎたっス……変り種でアクション少ないけど話が長いせいか。一番おもしろく感じたのは『地球人鑑別法』。ファンタジーの小人の話もちょっと興味深い。でも、やっぱりお得意のロボットやら電脳やらの成分がほんの少ししかないから、派手さに欠けるな。

　そろそろ年賀状を出す頃。今年は年賀状の絵も自作。家では鶏の実物の写真を使った年賀状が好評。また写真撮って来るかな。

　11のリスト＋αに。
・ハイペリオン（上・下）　ダン・シモンズ
・未来からのホットライン　Ｊ．Ｐ．ホーガン
・狐と踊れ　神林長平
・ザ・サードVII　星野亮

　読んだものもある……リスト外。
■ラグナロク11　安井健太郎
　一見して思ったけど薄ッ。見た目でも明らかだがあまり話が進んでいない。弥都の説明と、世にも不思議なイヌガミ家の一族という感じ。ちょっと理不尽コメディっぽいテイストがあるが話の整理と小休止か。ボス敵を倒してるわけでもないしやや不完全燃焼だが、これからにつながるのだろう。今回、ラグナロクはホント何もしてないな。

　それにしても……本が増える一方だ。今年中にすべて……いや、半分は……。

　ふと、身近にあるもので点字の本を作れないかと考えて、わかった。ビーズを利用すればよいのか。

11日のリストプラスαから、『ロボットの時代』と『完璧な涙』読了。
・ロボットの時代　アイザック・アシモフ著
　解説の人も言ってるけど、『われはロボット』のほうがテーマの一貫性があって好みだったかも〜。まあ、折込済みだろうが。
　一番好きな話は「思わざる勝利」。かなりパターンを繰り返してる印象の話で、（今となっては）お約束だけど、それだけにツボは外さなかった感じ。「レニイ」は、あれがブレインの原型に……という展開を期待したが無駄な望みだった。キャルヴィン博士の意外（？）な一面を見られたのでよしとしよう。否、ハービイ（だっけ？）に対するヒステリックな態度とか、かなり女っぽい印象を受けた気もするが……ハービイへの仕打ちは今でも納得できんなあ、上手く扱えればアシスタントにできたかもしれんのに……無理か？

・完璧な涙　神林長平著
　時間とは、所詮ピースに過ぎないのかもしれない。世界は、それぞれの個人の認識の上でのみ存在する。時間も一人ひとり違うのだ。そして、時間が単なるピースなら、認識の上でそれの流れを感じさせるのは、感情なのかもしれない。
　などと難しいことを言ってみるが、よく理解できているかどうか……。ああいう争いのピースが他の瞬間のピースと並列に存在しているなら、別の人が巻き込まれたりもするのかねえ。

　前回のリストに追加。ロボットの時代/アイザック・アシモフ（忘れてた）、揺籃の星/j.p.ホーガン（上・下、新たに購入）。
　旅に出て、２日間ほど、いろんな意味でギリギリの時間を過ごしてきた。ここしばらく、失ったものもあるが得たものも大きい（大部分は目に見えないものだが）。そして解放された今……ははは、私は自由だッ！　……これ、以前も言ったような。

　これからは、もっと計画性を持とうと思う……と、これも前に書かなかったか？
　さて、ネタ出しするか。

　アニメ塗り。圧縮すると潰れる……その上、まだ重い。


　買ったまま読んでない本リスト。


・ICO　宮部みゆき
・ハイペリオンの没落（上・下）　ダン・シモンズ
・クレギオン１　野尻抱介
・完璧な涙　神林長平
・夏への扉　ロバート・A・ハインライン
・天使墜落（上・下）　ニーヴン&パーネル&フリン
・変化の風　アイザック・アシモフ
・川の書　イワン・ワトスン
・インフィニティ・リミテッド（上・下）　Ｊ．Ｐ．ホーガン
　あと、グイン・サーガの一つ前のとザ・サードの外伝の一つ前のも買ったまま読んでないな。最新刊はまだ買ってない。それと、ラグナロクの最新刊も出たんだっけ……明日にでも手に入るかな。

　キノの旅８感想その２。ネタバレ注意。

　あの人の生死を巡って解釈が割れているらしい。死んでいると「まだねていて」「どうせエンジン音で起きた」とかが不自然だし、「死ぬほど驚く」も（「あの人は」だからキノたちが驚くってことではないだろうし）再会したとき「大いに驚いた」とあるので、わたしゃ、二度目の偶然でそれほど驚くのだから三度目はもっと驚くということだと単純に解釈したのだが。
　しかし、「死ぬほど驚く」発言がキノじゃなくてエルメスなら、この根拠崩れるけど。どちらが言っているかは確かめようがない。それに、死んでるじゃなくて、長くは持たない、と読む人もいるんだなあ。
　死を前提に「死ぬほど驚く」発言はダークすぎると思うし、死んでいて欲しくないけど、それもありえると思えるのがキノの旅の味か……。

　今日買って来た携帯電話に夢中です。

　親が。
　持たされる本人はまだ触れてもいないぞ。

　読了報告。『キノの旅VIII』。
　今回は変化球が多い。あと、まんま人工知能の話が出てきたな。何だかわからないがしゃべる乗り物とかがあるって認識だったこともあるが、やはりちゃんとそういう概念もあるのか。最後付近は、逝ってしまうのか〜？ って感じだったけども……確かに行ってはしまったが。まあ、ありゃいずれはやることだしな。
　あとがきはなかなか凄い。２回繰り返しているような錯覚に陥る。でも、こっそりYMCAに変えとくような細かい遊びが欲しかったな〜（無茶な突っ込み）。

　色々とプレッシャーを感じる日々を過ごしているこの頃。小説を書きたいけど書けない……禁断症状が〜。