途中からだが一応見ていた。あんまりラモス氏のように気持ちがどうだ、などと言うのは好きではないが、気持ちで負けたとでも言えるような微妙な部分で決まった試合だったと思う。レフェリーがまんべんなくアレなので思惑が外れた点とか、大会側の手違いで色々あったとか、細かい部分の不利はあったろうが、後半、退場により相手は10人。その間に、なぜもう少しリスクを冒して攻めの姿勢を見せられなかったのか、それがすべて。
　ＰＫ、ＧＫ川口一本くらい止めて欲しかったとか、ＦＷ羽生も運がなかったと思うが、枠に飛ばす技術さえあれば、それ以上のことはＰＫなんぞ運次第。チームとして韓国に負けただけのこと。次のことを考えれば、楽ができなくなったことは良いことかもしれないが、勝負事だから、できれば勝って欲しかったな。

　昨日は激しい雷雨。全然眠れないしどう考えても電柱に落ちてるし、少し前からのどの奥は痛いし歯は割れるし虫に刺されたらしく手首は痛いし散々だ。

　浴衣キャンペーンな今日の厚別。向こうも雷雨だったようでスリッピーなピッチでのゲーム。ＤＦ西嶋が発熱のためＳＤにカウエが入る。攻めるコンサだが、相手にも何度もシュートを打たせてしまう。しかし、前半のうちに、セットプレーのチャンスで相手ＤＦがコンサの選手の袖を思い切り引っ張りＰＫ。これをＭＦ西谷が決め先制。だが、後半、帳尻あわせが待っていた。ＤＦ曽田さんが相手を倒してしまいＰＫ。これを決められて１−１。散々だったので、せめてコンサはすっきり勝って欲しかったが……。
　余計なイエローたくさん貰ったし、レフェリーが良かったとは思わないが、引き分け相当の試合だった。決定機もあったが……ＭＦ藤田のシュートは惜しかったなあ。あと、丁寧に行って欲しいところでロングシュートしてしまったのが何度か。結果論だが、ゴール前詰めてただけにパスして欲しかった、ＤＦ池内。次節、西谷出場停止か……何とか勝って欲しいが。

　コンサは仙台ユアスタでベガルタと３度目の戦い。ＭＦカウエが控えでＭＦ大塚がボランチでスタメン、右ＣＨではＭＦ藤田がやっと復帰。
　大方の予想通り、ベガルタが攻めコンサが守る展開。何度もベガルタにもチャンスはあるが、コンサはＧＫ高木が当たっている。堅守でしのいで、前半半ば過ぎにＭＦ藤田のクロスに久々にＦＷ中山。その前にも決定機はあって足にヒットしなかったが、今度はちゃんと決めた。そして、そのまま後半入って間もなく、またＭＦ藤田のクロスに今度はＦＷダヴィ。その後も攻められ続けるものの、何とかしのいで２−０で勝利。
　今日は、最近の攻撃的な作戦ではなく、ちょっと前の堅守のコンサだった。U20帰りの藤田の活躍は嬉しい。ＭＦ西谷の開始早々のロングシュートは惜しかったなー。今日全体として難点があるとすると、誰にパスしてんだってヘディングが多かったことか。しかし、ＧＫ高木が当たってなかったら、あるいは運がなかったら、負けていたかも。

　アジアカップ準決勝、ハーフタイム書き込み。前半、いい感じで攻める日本だが、いい流れのうちに決めきれず。そろそろ嫌なムードだなと思ったところのセットプレー、34分くらいだったか……相手に先制されてしまう。しかし、得点のあとは失点しやすい、逆もまた然り。失点直後に攻め込んで得たＣＫからＤＦ中澤のボンバーヘッド！　１−１で前半終了。果たして、後半の勝負の行方は……？

　後半、開始早々に失点。それを、今度はＤＦ阿部のボレーで何とか返す。次の１点が勝負を決めるかも……と思ったあたり、相手に３点目を決められる。その１点を返す時間は充分あったのだが……。
　終盤にもチャンスはあったが決められず、結局、２−３で敗北。シュートへの意識が高い選手と低い選手がいた。ＧＫ川口が最後、得点する気満々だったのがちょっと笑ったが。決めてたら格好良かったな。敗因としてはあと、単純にサウジは強かったし。しかし、後手後手に回ったのが最大の敗因か。失点した時間帯も悪かったかも。レフェリーも酷かったな……オーストラリア人って聞いた時から嫌な予感はしていたが。
　３位決定戦は日韓戦。それはそれで盛り上がりそうだけれど、敗北は残念だ。

　毎晩、虫が侵入してくる。単なる虫数匹でも、人１人を睡眠不足にすることができる。この世に蟲使いなるものがいれば最強に違いない。

　サイトリニューアル病再発。というか、長らく放置しているアジトとかは情報含めて改装必須だろう。来月か再来月あたりには取り掛かりたいが……。

　ホーム厚別にヴェルディを迎えるコンサ。帰って来た藤田は出れず。U20チェコ戦、試合中削られてたから軽く叩いたら相手大げさに倒れた、と言ってたらしいが、その削られてたってのが足の怪我なのか。まあ、相手選手への同情なんて最初からないが、むしろちゃんと見てないレフェリーが恨めしい。
　ヴェルディ相手だとサポのテンションも上がる。相変わらずフッキがシュート外すとフッキコールだし。そのフッキにも仕事をさせぬまま、後半の終盤までいく。そして、交代枠を使って攻撃的になったコンサがＭＦ砂川のフリーキックからＣＢ曽田のヘッドで先制。このままいつもの１−０のコンサスコアかと思えば、すぐに攻勢に出るヴェルディ、オフサイドかに見えたサイドの上がりからフッキのヘッド。これで１−１。
　引き分けか……とがっくりしていたところで、さらにフッキのミドルで逆転される。あーあ……と半ばあきらめ気分になるが、選手はあきらめてなかった。ロスタイム、最後のワンプレイで相手が負傷で１人少ないところ、ＭＦ砂川のコーナーキックからＦＷ石井のヘッドで同点。
　負けなかったのはいいが、勝てた試合だった。誰かわからんが、１失点目のセルフジャッジ良くない。手をあげていた分、クリアのために飛ぶのが遅れた。

　日本代表戦。前半は０−０で終了。ＤＦ加地さんのラストパスいい。守備も全体的にいい。日本が攻める時間のほうが多いが、最後の決定力が欲しいところ。
　後半、日本優勢のままなものの、後半中ごろにコーナーから相手に得点されてしまう。しかし、３分後にＦＷ高原の得点で同点。振り出しに戻るものの、相手にレッドカードで１人退場。人数少ない相手に攻める日本だが、決定機もありつつ点は入らず。そのまま延長へ突入するも、なかなか決定機を決められず。終了間際にもチャンスはあったが……。
　試合はＰＫ戦に突入。ここでオーストラリアが先攻なんだが、ＧＫ川口の気迫のファインセーブ２連発。ＰＫ４−３で勝利。

　地元ベトナムとの戦い。勝てば上の段階へ。完全アウェーのなか、気温37度で湿度も高い中での戦い。

　カウンターサッカーらしいが、序盤から攻めるベトナム。そして、クロスが日本の選手の足に当たりオウンゴール（正式には相手のシュートらしいが）で先制点を献上。その少しあと、攻め込んだところでＭＦ中村の鋭い切り替え氏からのクロスをＦＷ巻が決め同点。どうしても勝ちたい日本、セットプレーから、ＭＦ遠藤がフリーキックを直接決め、逆転。
　選手が若いベトナムはハードワークしている。好守の切り替えが早い。あと、今日のＤＦ加地さんはちょっとミスがあるな。ということで、以下後半へ。

　後半、主に攻めるのは日本。相手ゴール前でのパス回しで崩してのＭＦ中村のゴールでさらに１点を加えたところで、終わってみればワンサイドゲームだった、となるかも、と思ったものの、セットプレー、ＭＦ遠藤のフリーキックからのＦＷ巻の２点目で打ち止め。そのまま、４−１で勝ちました。
　油断できない相手だということは試合を見ていてわかったし、先制された時にはどうなることかと思ったが、それもわずかな間だった。ピッチ上のコンディションが厳しいのもあるだろうが、守備のミスをなくすように心がけて欲しいところ。誰もボールに行かず、下がるだけディフェンスになってた場面もあった。

　カタールがＵＡＥに負けたため、相手、地元ベトナムもグループリーグ突破決定。勝ち続ければまた当たるかもね。

　本当は今日はコンサドーレvs徳島ヴォルティスがあったんだけれど、台風のため中止。選手とサポが向こうに行ってるんだが、無事戻ってこれるといいな。
　U20でＭＦ藤田がピッチにいないとしたら云々言ったあと、そういや退場した選手は控え室に戻らないといけない気がしていたが、昨日、松木さんがベンチにいれない、と説明していたね……ＵＡＥの当たりが激しくて、相手に退場も出たし激しかった。前半のＦＷ高原の２点などで早いうちに３点取ったところから相手も徐々にペースを取り戻したり、U20のチェコ戦のようになってしまうのかと思ったものの、Ａ代表のほうがやはり狡猾だった。10人相手に１失点はしてしまったけれども、こちらでボールを回し続けることで完全に流れを相手に向かわせなかった。次は地元ベトナム戦。ぜひ、勝ち点３が欲しいところ。

　ここからは一発勝負の決勝トーナメント一発目。
　夕日が美しいいつものカナダ・ビクトリア。スコットランド戦・コスタリカ戦と同じスタメンで戦う。ロングボール多用するチェコと、攻める日本。前半の20分過ぎ、コーナーからＤＦ槇野のヘッドで先制。ピンチもあるが何とか守りきり、後半へ。
　後半、いきなりＭＦ田中に対するファウルでＰＫゲットこれをＦＷ森島が決め２−０。と、ここまでは良かったのだが……。
　相手のシミュレーションを挟んだものの、ＰＫふたつとられ、追いつかれてしまう。あれがＰＫ基準のファウルかというと、微妙なもの。何とか追加点を取ろうとするが、取れないまま後半終了、延長もそのまま終了。ＰＫ戦へ。
　こういう試合になると想定していた監督、ＰＫ練習させてたんだが、このチーム、ＰＫが苦手。頑張って欲しかったものの……ＰＫ４−３で惜敗。U20はいいチームだったが、まだ狡猾さが足りなかった。
　審判が完全に支配した試合だった。総合的に見ると、決定的な場面で決められなかったこと、早い時間に２点リードという難しい状況で攻めるのか守るのか曖昧なまま受身に回ったのが敗因かもしれない。采配としては、ＦＷ青木の投入が早すぎたかも。結果論だが、ＰＫゲットしたために、審判のＰＫ基準が下がったのなら、ゲットしないほうが良かった。とか、色々思うことはある。

　ＭＦ藤田について。プレー自体は悪くなかった。今日は左サイド使えとお達しがあったようなので、右サイドを積極的に使われる場面は少なかったが、左行ったり中央でチャンスメイクしたりしてた。余り目立たなかったが、もともと流れを変える選手ではないので、すでに２−２の状態で投入されても、という感じ。が……延長戦終了後、一発レッドで退場。ユニフォーム引っ張られたあと相手叩いたため。決してカードコレクターでも、熱くなる選手でもないんだが。
　ところで、ＰＫ戦のとき、ピッチ上にいたか？　ファウル自体がどうこうより、それが気になる。レフェリーの指示なら仕方がないが、ふてくされて控え室に行ってそのままだったとしたら、褒められたことではない。


　レフェリーにも色々思うことはある。ＣＳ実況で言ってたが、第４の審判がスコットランド戦、ナイジェリア戦の主審。ＰＫ云々もそうだが、ＭＦ藤田のファウル自体はあれだけならレッドも無理ないと見えるが、藤田はナイジェリア戦でもよくわからんイエロー貰ってるし、審判団への不信感はある。入っていきなり足蹴られたり、相手選手にも苛々してたのかねえ……。ＰＫ外した選手とかもそうだが、メンタル面が心配。
　反省点もあるが、まずはしまふく寮で心身を癒して欲しい。早く戻ってくるのはコンサポ的には嬉しいが、この経験を生かして次につなげて欲しいところ。

　昨日の晴れが嘘のような豪雨に強風。その影響か、家の半分が停電。私の部屋は大丈夫だったれけど、しばらくネットにつなげず。何とか復旧。

　ホーム厚別でアビスパ福岡戦。しばらく勝ちのないコンサは勝ち点３を狙いに行くのだが、最初から攻めに行くと、開始９分ほどにセットプレー、ＭＦ西谷のフリーキックからＤＦ曽田さんがヘッドで合わせ、防がれたこぼれを蹴り込み先制。しかし、早いうちに得点すると大体追いつかれるからなあ、と思っていたら案の定、前半の終盤に追いつかれてしまう。
　後半の入りに立て続けにＦＷ中山に決定機があるが、決められず。そのままどんどん時が過ぎていき、また引き分けか……と思われたとき、ＦＷダヴィの仕掛けからファウルをもらい、ＰＫでＭＦ西谷が決める。これを守りきってようやく勝ち点３。
　今日で200ゲーム目の西谷選手、張り切ってるように見えた。終わってみれば１ゴール１アシストか。しかし、ＦＷダヴィはほんと、いつになったらＧＫとの１vs１を決めるんだ……。見た目より難しいのはわかっているし、点はそれなりに取っているけれど。あと、チャンスの数で言ったら今日はＦＷ中山もヤバイ。補強で取る選手にポジション奪われてしまうぞ。
　今日はなんか、サポの応援ちょっと分裂してなかったか？　何か催し物あったっぽいが。まあ、気持ちは乗ってたし別に良かったけど。


　今日はまあドームでのヴェルディ戦でも当たった家本主審だったわけだが、研修行って今年は判定がそれなりに良くなってきたと言われている。今日も、おかしいなと思った場面はあったがそれほどストレスはなかった。試合終了後に福岡の監督や選手が抗議していたが……何が言いたいかというと、Ｊ１でちょっと色々あったりしたが、色眼鏡で見られるのは今までのことがあるから仕方ないにせよ、そういう風に見ている選手は結局チームのためにもならないということ。
　たぶんＰＫの判定に文句があるんだろうけど、その前のＰＡ内で突き飛ばしたプレイとのアドバンテージを見たのだろう。調子悪い時のコンサの選手もそうだが、異議でイエローはつまらない。コンサ視点の私からしたって、今日だって何でこっちのファウル取ってくれないの、って場面はいくつもある。勝ったから書かないだけで。

　明日はU20、明後日はＡ代表か。このままの天気じゃ、ちゃんとＣＳが入るかどうか心配だ。

　ああ、本当に毎日サッカー漬けだな。

　日本のアジアカップ開幕戦。カタールは中盤のプレスが甘く、日本が攻め込む。しかし、決定的なチャンスは余りない。ピンチもそれほどないが。前半の中盤からは攻めあぐねる場面が増える。少々膠着状態のまま後半へ。
　前半の流れのまま試合は続くが、後半16分、ＭＦ中村の粘り強いチャンスメイクからＭＦ今野のクロス→ＦＷ高原のシュートが決まり先制。ここから、少し日本の流れになる。
　だが、終盤の40分過ぎ、ＰＡの少し外で相手にセットプレーのチャンスを与えてしまい、決められてしまう。ロスタイムにビッグチャンスがあったもののそれも逃してしまい、１−１で終了。

　カタールの拡声器使った応援歌がうるさい……というのは置いといて。ＭＦ遠藤は惜しいって場面が多かったな。あと、ＧＫの技術にＵ20との差を感じた。中村俊介は良かった。ちょっとしたミスで勝ち点３を逃してしまったのが惜しい試合だった。
　まだ悲観する段階でもないので、次は勝ち点３取って欲しい。

　すでにトーナメント進出を決めている両チームの戦い。どちらも控えを多く使っての試合、日本は引き分け以上で１位決定。

　ＭＦ梅崎からのクロスをＭＦ藤田が頭で合わせるシュートを皮切りに攻める日本、しかし、ＦＷマイクなど決定機を幾度も迎えるが決めきれず、前半の中盤からナイジェリアに攻め込まれる。ＤＦがバタバタするというか、重なる場面が結構あった。それでもＧＫ武田を中心に何とかしのぐ。
　後半もチャンスはあったが前半ほどではなく。交代を使いつつ攻めるが決めきれずに時間切れ。スコアレスドローで日本１位通過決定。ただ、決定機は多かったし、どうせ１位なら点とって欲しかったのは確か。

　ＭＦ藤田、そこそこよかった。左に梅崎がいるから右サイド余り使われないかと思ったけれど、それほどでもなく。好守に走り回ってたし、中盤で相手選手の後ろからインターセプトを狙ってて、何度か奪取してた。普段より自分で何とかしようという意識が高かったと思う。２回あった決定機のどちらかでも決めていれば、もっと良かったんだが。そういや、何か良くわからんイエローカード貰ってた。ＦＷ平繁の遅延のイエローがあったので、日本２枚目か。
　コーナーキック全部蹴ってたけど、それはそれなり。３本目が一番可能性を感じた。クロスの精度は良くなかったな。プレスがきつくていつもはＣＫにするところを、無理して上げてるような節もあった。
　それにしても、スコットランド戦、コスタリカ戦でも思っていたけれども、このチーム、中へ中へという意識が強い気がする。今回は中盤の流れはそうでもなかったが、ＣＫの時でもニアとかファーにもっといて欲しかったな。曽田さんがここにいればなあ、とか思ってしまった。

　レフェリー、海外の人にしては神経質だったなあ。ＭＦ香川の幻のゴールは惜しかった。ハンドの判定がキツイのか日本の判断が甘いのか……。

　最近、サッカーばかりだなあ。

　前節休みだったコンサは、ホーム厚別でモンテディオを迎え撃つ。ＦＷ石井が累積警告で出場停止なので、ルーキーの岡本が初ベンチ入り。右ＳＨにカウエ、ボランチに芳賀大塚という布陣。
　前半、山形にもチャンスはあるが、攻め込む札幌。しかし、25分過ぎくらいから山形ペースになってきたかな？　と思ったところ、守備のミスを突かれ得点されてしまう。山形も守備は良く、なかなか点が取れんと思っていたところに、ＦＷダヴィが抜け出し同点弾。
　後半、幾度もチャンスを迎えるが点を取れず。失点の原因になったが得点の起点にもなった芳賀キャプテンが変えられたり、ＭＦ岡本が初出場したりしつつ、そのままドロー。

　何か、前半はＭＦ西谷とか目立ってなかった。前節もあったが、攻撃している選手と残ってる選手の間が開きすぎる場面もあった。ＦＷダヴィがポストやＧＫに嫌われたり、途中でＦＷの位置に入った砂川や前半のＭＦカウエ、ＭＦ西谷など、決定的なチャンスを今一歩のところで逃す場面が多かった……やはり決定力か。ポスト選手に阻まれたけど、バー選手に守ってもらった場面もあった。ＤＦライン＋ボランチが下がりすぎて中盤でボールを拾えないことが多いような……最近、下手に最初に攻め込む場面が多い反動か？

　レフェリー……もアレだったが、今日は手前側の副審が凄かったな。前半から何本か、怪しいオフサイドがあったり、オフサイドライン追いかけるのに夢中で目の前の接触プレー見てなかったりする場面があったが、後半、かなり微妙なオフサイド取りまくってた。あの基準でやられたら、裏へのパスなんぞできない。

　同点は、今日のできじゃ順当か。岡本はＦＷで見たかったかも。そこそこ良かったと思う。それにしても、ＭＦ藤田のいない影響ってあるのかね。明日、スタメンらしいが。
　あと、カウエ悪い悪い言われてるけど、むしろカウエ動かした試合って余り良くない気が……。

　U20ワールドカップの第２戦。スタメンも前回と同じ。前回と同じ感じで攻める日本。何度かチャンスを作ったりもするものの、コスタリカは上手い。パスもけっこういいし、中盤でボールを拾う場面が目立つ。そんな中、前半15分過ぎにコスタリカに決定的なチャンスが生まれ、そこからエンジンがかかる。
　危ない場面、裏を取られる場面も何度もあったが、ＤＦの踏ん張りでしのぐ。そして少ないチャンス、ＭＦ梅崎からのクロスをＭＦ田中が合わせ先制。前回と同じ交代で守備を固め、虎の子の１点を守りきって、２連勝で決勝トーナメント進出を決めた。

　ＭＦ藤田は目立たなかったなあ。前回と同じく守備を固める場面で、守備意識の高いＭＦとしての役目を与えられての交代だから仕方がないが。同じスピードのあるＭＦだが、確かに田中亜土夢選手より、リスクを冒さない選択をする選手ではある。
　しかし、田中選手が良すぎて、藤田が攻撃で出番がもらえる可能性は少ない。よほど攻めあぐねてリズムを変えたいときか、消化試合でないと……って、次の試合か？

　とはいえ、疲労を考慮するより１位で抜けたほうが今後のためだとか、強いナイジェリア相手にスタメン組みに経験を積ませようとか、色々考え方もある。勝って進んでほしいところ。

　ところで、今回ゴール後のパフォーマンスが居合い切りになってたけど、前回のパフォに文句が行った影響らしい。何の政治的意図も馬鹿にしているわけでもないブートキャンプの真似に「相手に敬意がない」とか見当違いのクレームつけてもな。点入れられた側にすりゃ、どんなパフォもムカツクし、そういうパフォやってるのは日本だけじゃない。恥ずかしいとか言う人もいるが、若いモンは恥ずかしいことやるくらいで丁度いいだろうに。勝者のメンタルに変なケチつけても萎縮させるだけだぞ。
　と、勝った試合にこういうケチがつくから、ケチな大人の大人ぶったクレームは嫌なんだがな（私もその１人だが）。

　FIFA U20 ワールドカップ 2007カナダ。日本は初戦、スコットランドと戦う。スコットランドは日本の練習を偵察したり、よく研究していたようだが……。
　試合開始直後は攻め込まれやなムードだったものの、以降はひたすら日本が攻め込む展開。攻める時間と比較すると決定的なチャンスはそれほどなく、攻め疲れなければいいが、と思っていたところ、前半の中盤、相手にひとつ決定的なチャンスが生まれる。これで覚醒したか、しばらくはスコットランドの攻勢が続くものの……前半の終盤、相手のディフェンスのパスがミスになり、スルーパスのような感じとなったところへＦＷ森島が詰め、ＧＫの弾いたボールが森島に当たる。あとは、ゴール方向に転がるボールを無人のゴールに蹴り込むだけ。
　前半はこのまま１−０で終了。後半、前半からその傾向はあったがチェックの厳しいスコットランド、苛々しているらしくイエローが出たり。一般客が多そうな観客席にほとんど組織的な応援はなかったのだが、バグパイプでスコットランドの応援が始まる……が、それをＭＦ梅崎の右足が黙らせる。相手ＤＦをＭＦ田中やＦＷ河原が引き付け、あいたところへシュート。追加点で２−０。
　相手も選手交代を使いつつ勝負に来る。こちらも河原に代え青木、そして後半30分過ぎにはコンサポ待望のＭＦ藤田がついに登場。ちなみに代わって出たＭＦ田中も良かった。ミスもあったが、運動量豊富で攻守に仕事していた。
　そのＭＦ藤田はスーパーサブタイプの選手ではないと言われているが、短い時間の出場なりによかった。きちんとゲームに入っていけたし、直後のＭＦ青山のロングシュートでの３点目にちょっと貢献。
　隙を突かれて１点返されるものの、試合を支配していたのは日本。３−１で初戦勝利。
　ＭＦ梅崎、ＭＦ柏木はミスもあったがゲームメイクで存在感を見せてた。１点で抑えたＤＦ陣も良かった。ＦＷ河原は、なんかコンサのＦＷ中山と被る（笑）。間接的に攻撃をアシストするタイプなのか？　いい動きしてたけど。
　スコットランドは、決して弱くもないが強いという印象もなく、日本に比べパスが雑な印象だった。

　藤田をスタメンで見たい。まだ、U20の舞台では、藤田が充分力を発揮できる環境の試合は用意されたことはないと思う。これは、コンサポである私のわがままだが。
　まず勝ち点３取れたことは大きい。U20日本代表自体についても、勝ち進んで欲しいところ。