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09/10/13:復帰しました。
夢の旅人
> リルタは、異常をきたした仮想空間を旅する。SF短編連作、完結。

影絵の中の道化師たち
> 異星人との接触後の地球の意外な運命。SF連載。

万能ドライヴBORDERS
> 人類の『敵』の再来――脅威に挑む惑星連邦。SF連載。
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ひとつの未来 - 13 [ 05/12/24 ]
 前のめりに倒れそうになるのをこらえ、彼女はよろめきながら大きく間を取る。
「教えたことがオレの戦いのすべてでもないんでね」
 サフィスの左手には、剣が収められていた鞘が握られている。その鞘に脇腹を打たれ、アメルスは口の中に鉄の味が広がるのを感じた。早く決着を着けなければ、という警告がその頭の中で響く。
 そこで彼女が出した結論は、刀を収めることだった。
 一瞬、観念したか、と淡い期待を抱いたサフィスだが、そう甘くはないとわかってもいた。
「そのかまえは……なるほど」
 サフィスは納得する。彼は、自分が彼女に剣技を教えた後も、彼女が夜遅くまで訓練を続けていたのを知っていた。それが、イグラムで見たジェイル・オーウェンの技――居合いだったのだ。
「次で決めます……」
「……ああ」
 鞘を捨て、サフィスもかまえた。
 そして、二人は互いに向かって突進する!
「何……!?」
 衝撃で手に痺れが走る。折れ飛んだ剣先が壁に当たって落ちた。
 先が無くなった愛剣を茫然と見ながら、サフィスは考える。
 アメルスは、最初からサフィス自身ではなく剣を狙ったのだ。これでリーチの違いによる不利をなくすことができる。しかし剣は人の肉体のように簡単に傷つかないのだから、恐るべき技の速さと破壊力には違いない。
「……きみの勝ちだ」
 我に返ると、独り言のように、彼は言った。
 しかし、気がつくと、すでに少女の姿はない。
 肩をすくめ、彼は仲間たちのもとへ向かった。
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